池袋ウェストゲートパーク CLASSIC EDITION
石田衣良さんは嫌いじゃなかったけど、そんな熱心に読んでたわけじゃなかったんです。でもちょっと前に、「石田衣良って女の人向けの渡辺淳一みたいだよね」という評をみかけ、「?」と思いながら恋愛小説(とおびに書いてある)ものを中心に何冊か読んでみたら、すごく気に入ってしまいました。
登場する男の人がかわいいんだなあ。たとえばふたりの女の人にはさまれて「誰が本当に好きかわからない」なんて言っちゃって、他の作家がやったら「あんたいいかげんにしなさいよ」みたいな話なわけですが、衣良サマが書くと主人公の男性の途方にくれてる感がなんともいたいけな感じがして(笑)
それですっかり夢中になり、今週末はいまさらながら「池袋ウェストゲートパーク」を全巻つみあげてほくそえんでおります。
で、「池袋ウェストゲートパーク CLASSIC EDITION」。池袋の、学歴も高収入もないけど人望のあるキッドが、街の事件を解決していくという話。主人公がクラシックにはまったのは、お嬢様な女の友達が、チャイコフスキーの弦楽セレナーデをBGMに父親に性的虐待をうけていたっていうのがきっかけ。
作者自身がおっしゃっるには、デビュー作だから主人公に自分の趣味を思い切り反映させたということ。
だからこのコンピの選曲もなんかすごい作者の趣味に走ってて、なんというか、10代のころ、男の子に自分の好きな曲ばっかり集めた思い入れたっぷりのテープ(当時)をもらってすごいひいた、とかなーんかそういう感じを受けてしまった(笑) 明らかにプロの音楽評論家さんとかの選曲とは違う(笑) 弦楽セレナーデの次にハルサイなんて絶対つながらない(笑) でも衣良サマはそこがいいんです。その臆面のなさが・・・。さすがコピーライター出身。ベストセラー作家。ということでにやにやして聞いております。
ああ恥ずかしい、恥ずかしいけど大好きよ。
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