綿矢りさ「夢を与える」
この人の新作を待ってたのです。幼いころから芸能界で人気者だったある女の子のお話。北野タケシの映画「キッズ・リターン」の女の子版という印象。でもタケシの映画では男の子たちはキッズにリターンするけど、女の子は女の子にもどることはできないの。なぜならそれは女の子だから。
心情的には、「美少女作家」と呼ばれてストーカーにまであった氏自身の感じた部分も反映されてるように見えた。そうだとしたら(あくまで憶測ですけど)、それをこんなにハードボイルドにしかも抒情的に書いちゃうなんてすごい。文章も構成もますますスケールアップ、陳腐な例えだけど、ほんとに大輪の花が開こうとしてるみたいな感じ。女の子&元女の子必読。
« 凹みます | Main | 図書館という磁場 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」レシピ版(2004.11.01)
- 1Q84-Book1,Book2(2009.07.21)
- 三連休(2009.03.22)
- チカーノ詩人アルフレッド・アルテアーガ支援のよびかけ(2006.05.15)
- R.D.ウィングフィールド「フロスト気質」(2008.08.10)


Comments
のりこさん、こんばんは。
とっても切なかったです。年齢のことばかりに注目するのは申し訳ないけれど、これを22、3歳の若い女の人が書いたなんて、才能ってこういうものなのかと感じ入ってしまいました。一気に読めちゃいますよ。
Posted by: ヨーコ | 2007.03.15 at 12:00 AM
ヨーコさん、こんばんは。
そうですか、必読ですか。実は夫が早くから入手しているものの夫婦ともにまだ手が出せずにいます。色々なところに出ていた書評を読んだり本人へのインタビュー記事を見たりして、長い小説を書くために費やした時間と才能の開花ぶりが楽しみなんだなぁ。
Posted by: のりこ | 2007.03.14 at 10:45 PM